【BGS】ホーンテッドマンションのストーリー

ホーンテッドマンション 東京ディズニーランド

今回は、東京ディズニーランドのファンタジーランドにある
ホーンテッドマンションのストーリーをご紹介します。

999人の亡霊が住む屋敷をドゥームバギーで移動する
東京ディズニーランド開園当初からある人気アトラクションです。

ストーリー

グリフォンに見下ろされながら館の門をくぐるとホワイエに通される。
暖炉の上にはこの館の主、ゴーストホストの肖像画が飾ってある。
それはみるみる年老いてゆき、最後には屍に変わってしまった。

次に通されたのは窓も扉も全くない不気味な部屋。
壁には4枚の絵が飾られている。
次第に部屋が伸び、それぞれの絵の全容が見えた。

ワニの上を綱渡りする女性、ダイナマイトの樽に乗った男性、
墓石に腰掛ける女性、砂に沈みゆく肩車をした3人の男性。

彼らはゴーストホストの一族だという。
そして、ゴーストホストはこの部屋の天井で首を吊った。

黒いゆりかごのような乗り物、「ドゥームバギー」に乗り込むと、肖像画の廊下を進む。
いくつもの肖像画に描かれている瞳は全て、こちらを見つめているように感じる。

書斎には大理石の胸像があり、それらはこちらを睨みつけている。
文学史上に名を残すゴーストライター達である。
絨毯の上をひとりでに動く本や、勝手にページがめくられる本もある。

ミュージックルームを進むと、そこには不気味な音色を響かせる
弾き手のいない1台のピアノがある。
ふと床に目を伏せると不気味な音色に合わせて動く影を見てしまった。

2階に上がると果てしなく続く廊下が見える。
廊下の途中、燭台が宙に浮かんでいる。
この館に住む999人の亡霊のひとりが行く手を照らしているのだろうか。

温室へ入ると朽ち果てた花が飾られた棺がある。
葬儀が営まれているようだが、棺の中から骨のような手が出ており、
必死に逃げ出そうとしているように見える。
中の人は本当に死んでいるのだろうか。

廊下には不気味なドアが並んでいる。
ドアは絶えずガタガタと音を立て、ドアの向こうにいる何かは、
こちら側に出て来ようと唸り声や苦しみの声を上げている。
ドアの隙間から両手を出し、今にも出てきそうなものもいる。
大きな振り子時計のそばを通る。
時計の長針は逆行しており、短針は13時を指している。
その際、鉤爪のような影が横切った。

薄暗い部屋に入ると、中央のテーブルの水晶玉の中に
首だけの女性が浮かんでいる。彼女の名前はマダム・レオタという。
マダム・レオタは、死者の書に書かれている呪文を唱え、
館の亡霊達を呼び起こしたのだ。

降霊会の部屋と出ると、豪華な大広間を通る。
霊柩車から次々と亡霊たちが姿を現し、
この目覚めを祝うかのように飲み騒いでいる。
命日のケーキの蝋燭を吹き消す女主人や、
シャンデリアに乗り酒を飲む上機嫌な亡霊、
また、ホールの奥では舞踏会が開かれており、
パイプオルガンの演奏に合わせワルツを踊っている。

屋根裏部屋には、たくさんの骨董品が埃をかぶっている。
さらに奥へと進んでいくと、そこには青白く光る花嫁の亡霊が。
心臓は赤く光り鼓動を刻んでいる。

屋根裏の窓から外に出ると、カラスの赤い目がこちらを見つめている。
恐怖に震え立ちすくむこの屋敷の管理人と猟犬を横目に墓地に入ると、
数え切れないほどの亡霊が陽気な音楽に合わせ盛り上がっている。

墓地の突き当たり、地下室への入り口を抜けると
三人のヒッチハイクをしている亡霊がいる。
そのうちの一人がドゥームバギーに乗り込んでしまった。
そしてゴーストホストは言う。

「おめでとう。あなたが1000人目の亡霊だ。」

そして、人間の世界に戻るのであった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
ホーンテッドマンションの雰囲気を少しでも感じていただけたら幸いです。

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