【BGS】要塞と冒険家たち

東京ディズニーシー

今回は、プロメテウス火山の麓の要塞フォートレス・エクスプロレーションと、その要塞を拠点に活動するS.E.A.と呼ばれる組織についてご紹介いたします。

要塞の歴史

15世紀、スペイン王国により要塞が建設されました。
16世紀になり、当時のスペイン国王カルロス一世によって、要塞がS.E.A.に譲渡されます。
以降、S.E.A.の活動拠点となります。

S.E.A.の創設

S.E.A.とは、Society of Explorers and Adventurersの略で、探検家、冒険家、科学者、技術者、芸術家により、1538年8月12日に創設された国際的な学会です。航海技術の発展と継続的な海洋探検が主な活動目的となっています。
以下が創設時のメンバーの一部になりますが、名だたる著名人が創設に関わっていたことがわかります。
※エクスプローラーズ・ホールにて、肖像画を見ることができます。

  • レオナルト・ダ・ヴィンチ
  • クリストファー・コロンブス
  • ヴァスコ・ダ・ガマ
  • マルコ・ポーロ
  • フェルディナンド・マゼラン

要塞の7つの部屋

要塞には、S.E.A.の研究成果を確認することができる7つの部屋がございます。
それぞれ見ていきましょう。

アルケミーラボラトリー

錬金術師の研究所です。錬金術の材料となる薬品や薬草、なんとワニもぶら下がっています。

ナビゲーションセンター

16世紀、地球は平らだと信じられていた時代の海をイメージした模型があります。
実際に船を操作して動かすことができます。

チェインバー・オブ・プラネット

16世紀の人々が考えていた太陽系の模型があります。天井には星座が輝き、太陽を中心として、惑星の公転の動きを確認することができます。

エクスプローラーズ・ホール

S.E.A.創設者たちの肖像画が並ぶ部屋です。彼らの冒険の奇跡を辿ることができます。

カメラ・オブスキュラ

望遠鏡のミラーとレンズを通して、要塞の外の様子を見ることができる部屋です。

ペンデュラムタワー

天井から巨大な振り子が吊り下げられた部屋です。
動く振り子が杭を倒していき、地球が自転していることを証明しています。

イリュージョンルーム

一見歪んだ絵画が飾られている部屋です。凹レンズを通してこの絵画を覗くと、古代文明が滅びる様子を確認することができます。

S.E.A.の現在

16世紀に創設されたS.E.A.ですが、1800年代後半まで目立った活動がありませんでした。
そこで1899年、冒険家であり大富豪のヘンリー・ミスティック卿により、S.E.A.が再興されました。
そのときの会合の様子は香港ディズニーランドのミスティック・ポイントで確認することができます。
メンバーにはあのハリソン・ハイタワー三世の姿も…!
また、現在も新しいメンバーを募集中で、フォートレス内の「ザ・レオナルドチャレンジ」で、偉人たちが残したヒントを頼りに溶岩コントロールセンターを見つけることができればS.E.A.のメンバーの一員になることができます。

ザンビーニ家と3兄弟

S.E.A.を語る上で、ザンビーニ家は欠かせない存在です。
現在、メディテレーニアンハーバーにはホテルやショップなどたくさんの建物が軒を連ねていますが、これらは元を辿れば全てザンビーニ家のものなのです。
16世紀初頭、ザンビーニ一族はこの港の地主でした。S.E.A.の活動に感銘を受けた彼らは、S.E.A.を目的にやってくる人たちのためにレストランやホテルを次々と建設し、メディテレーニアンハーバーを現在のような活気あふれる港町にしたのでした。
現在は街のために建物のほとんどを手放し、プリモ、アントニオ、エンリコの3兄弟でワイナリーを改装したザンビーニ・ブラザーズ・リストランテと呼ばれるレストランを経営しています。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
冒険心くすぐられる要塞の中は、驚きと発見が散りばめられています。
機会があればぜひ「ザ・レオナルドチャレンジ」に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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